阪神のポケット時刻表

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2009(平成21)年03月改正分 全体調査 ※阪神なんば線開業
2006(平成18)年10月改正分 調査
2001(平成13)年03月改正分 全体調査
1998(平成10)年02月改正分 所持 ※直通特急運転開始

概要

仕様の統一されたカラーのポケ時が全駅作られています。
大手私鉄の中では路線が少ないためポケ時の研究対象となる変化も少なめです。

ポケ時は停車駅案内をしっかり入れています。
時間帯により停車駅が変わることがあるため「○○にも停車」という表示がよくあります。
阪神は神戸高速鉄道を介して山陽電車に乗り入れていますが、乗り入れ先でも停車駅の追加パターンが複数あるため特急停車駅では備考欄が「○○にも停車」だらけになってしまうことも。
なお、このように停車駅案内は充実していますが、接続や先着の案内は全く書かれません。
停車駅案内だけで手一杯でしょうか。

阪神のポケ時だけの特徴としては、同じ発車時刻が続く昼間のパターンダイヤをまとめることで省略した表記となっている点があります。
以前の京阪もそうでしたが、現在では大手私鉄の中で阪神だけとなっています。
また、「○○年改正」という表記はせず、「発行」としています。
ダイヤ改正以外でも日付が更新されることがあるので要注意です(?)

魚崎、2009(平成21)年3月発行
▲魚崎、2009(平成21)年3月発行、両面
基本となる5面構成のポケ時です。阪急と同じく両面に同じ表紙がくるため表裏を判別できません。
平日昼間時間帯のパターンダイヤは省略表記になっています。

個別研究(平成21年改正分) →それ以前のポケ時はこちら

以下ではいくつかピックアップしてコメントしつつ、阪神のポケ時について見ていきます。

梅田、2009(平成21)年3月発行
▲梅田、2009(平成21)年3月発行、両面
終端駅のため基本形から1面減った4面構成となります。
凡例には尼崎で車両交換となる普通列車の時刻を載せています。大物まで各駅のポケ時にこの表示がありますが、梅田には要らないような。

九条、2009(平成21)年3月発行
▲九条、2009(平成21)年3月発行、下り面
阪神なんば線内各駅のポケ時では阪神車運用(○)と近鉄車運用(△)の表示があります。
乗車位置が大きく変わるので重要な情報ですね。ただ、ポケ時に載せなくても駅の発車案内にあれば十分なような気も。
この表記を行っているため、昼間時間帯をまとめて記載することができません。

尼崎、2009(平成21)年3月発行
▲尼崎、2009(平成21)年3月発行、両面
阪神なんば線のぶんが増えて6面構成となり、凡例は本線となんば線で別になっています。
阪神車運用、近鉄車運用の表示はなんば線側だけにあります。
このポケ時の三宮方面凡例は少々窮屈になっていますが、特別停車が多いためです。
○=西元町・大開・西代・東須磨・須磨寺にも停車
●=滝の茶屋にも停車
☆=西元町・大開・西代・東須磨・須磨寺・滝の茶屋にも停車
★=荒井・白浜の宮にも停車
◆=西元町・大開・西代・東須磨・須磨寺・滝の茶屋・荒井・白浜の宮にも停車
◇=滝の茶屋・荒井・白浜の宮にも停車
▲=武庫川・今津にも停車
△=武庫川にも停車
と、これだけの種類があるのですから仕方ないところでしょう。

大物、2009(平成21)年3月発行
▲大物、2009(平成21)年3月発行、下り面
阪神なんば線のぶんが増えても基本と同じ5面構成です。
時刻欄を全て半分にしているためですね。停車列車本数が少ないからできることでしょう。
ただ、他の本線の駅は普通しか停まらない場合であっても時刻欄を半分にしません。

武庫川、2009(平成21)年3月発行
▲武庫川、2009(平成21)年3月発行、両面
本線と武庫川線との乗換駅です。
大阪方面行き時刻の横に武庫川駅発武庫川線時刻が、三宮方面行き時刻の横には武庫川線の終点、武庫川団地前発の時刻を掲載しています。
つまり、「武庫川駅」時刻表と書いていながら武庫川団地前駅の時刻表も兼ねています(以前は表紙にもその表記がありました)。

武庫川、2009(平成21)年3月発行
▲東鳴尾+洲先、2009(平成21)年3月発行、両面
支線の武庫川線に2つある中間駅の時刻表は、1つの時刻表の裏表に掲載しています。
時刻欄半分、凡例無しというイレギュラーな書き方になっているため4面構成です。


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