ポケット時刻表用語集

このページでは当ホームページで使うポケ時用語を集めてみました。
ほとんどのものは筆者が便宜上勝手に名付けた言葉であり、他では使えないものだと思いますのでご了承下さい。


1枚もの(いちまいもの)
駅間徒歩(えきかんとほ)
駅別時刻表(えきべつじこくひょう)
お手製(おてせい)


壁貼り(かべはり)
業者製(ぎょうしゃせい)
協和企画(きょうわきかく)
コピー


冊子時刻表(さっしじこくひょう)
シーソー
ジェイアールシー
時間列(じかんれつ)
品切れ(しなぎれ)
蛇腹(じゃばら)
人口ピラミッド型(じんこうぴらみっどがた)


タイムスタンプ
ダイヤ改正(だいやかいせい)
縦書き(たてがき)
他力本願(たりきほんがん)
調査(ちょうさ)
TKK(ティーケーケー)


表紙(ひょうし)
ポケット時刻表(ぽけっとじこくひょう)


~面(めん)


横書き(よこがき)


列車時刻表(れっしゃじこくひょう)
路線時刻表(ろせんじこくひょう)

1枚もの(いちまいもの)

本のように綴じられておらず、1枚の紙に印刷されただけのポケ時のこと。
対義語:冊子時刻表

駅間徒歩(えきかんとほ)

駅と駅の間を列車ではなく、徒歩で移動すること。
ポケ時収集に関しては、次の列車が来るまでの間に隣の駅まで歩き(または走り)、効率的にポケ時を集めることを指す。
道のりや距離を事前に調べておかないと、歩いている途中で乗ろうと思っていた列車に抜かされてしまい、徒労に終わってしまうことも。

駅別時刻表(えきべつじこくひょう)

1駅ごとに別々の時刻欄に載せた時刻表の形態。
駅のホームや待合室に掲示している時刻表はほとんどこの形である。
縦に何時、横に何分か並べた表形式となるのが一般的。
対義語:路線時刻表

八積、2012(平成24)年3月改正
▲駅別時刻表の例(八積)

お手製(おてせい)

印刷業者で印刷されたようなものでなく、駅員がエクセルで片手間に作って普通紙に印刷したようなポケ時のこと。
駅ごとに独自の風味が感じられるが、そのクオリティはひとえに駅員の技量に依る。
「駅員お手製」とも。
対義語は業者製となるが、「お手製」のものと特に区別しなければならない時以外に使う機会は少ない。

大福、2009(平成21)年3月改正
▲お手製ポケ時の例(大福)

壁貼り(かべはり)

「壁貼りサイズの時刻表」の略。
携帯して持ち歩くことを前提としていない、A3やB4サイズなど大きいサイズの時刻表。
壁に貼ることを考え、裏面は白紙であることがほとんどである。
ちなみに当ホームページにおける、ポケット時刻表の定義からするとサイズは関係が無いため、いくら大きくとも「ポケット」時刻表である。

吉野神宮、2009(平成21)年3月改正
▲壁貼り時刻表の例(吉野神宮)

業者製(ぎょうしゃせい)

業者で印刷された(ような)ポケ時のこと。
お手製に対する概念として用いる。

協和企画(きょうわきかく)

関東地方においてポケット時刻表を制作していた広告代理店。
紺赤2色、表紙無し、時刻を出来るだけ詰めこむ、という特徴を持ったポケ時で知られた。
東急、西武、東武、小田急、京急、京成、東京メトロ、都営地下鉄、東京モノレール、ニューシャトルといった多くの会社で協和企画タイプのポケ時を配布していた(また、JR東日本もよく似たタイプのポケ時を配布していた)。
しかし、2010(平成22)年に破産。
協和企画タイプのポケ時を配布していたところでは、タイプの変更が行われたところが多い。

コピー

複写という意味だが、特にポケ時においては普通紙に複製印刷されたものを言う。
さらに狭義では通常のポケ時が配布終了(品切れ)となったため、とりあえず白黒で複写して配布することを指す。
筆者が時間を頑張って捻出し、ポケ時を貰いに行ったもののコピー、という場合も多々あり、かなりテンションが下がる。

冊子時刻表(さっしじこくひょう)

本のように綴じられたポケ時のこと。
対義語:1枚もの

シーソー

上下列車を組み合わせてポケ時を集める手法のこと。
列車を使って各駅のポケ時を頂いて回ろうとする際、A駅→B駅→C駅→D駅と並び順に降りずに、A駅→C駅→B駅→D駅と順番を入れ替えて降りることを指す。
うまくいけばより効率的にポケ時を集めることができ、特に列車間隔が長い路線では有効な方法である。

ジェイアールシー

かつて北海道から九州までポケ時を制作していた会社。
紺赤緑3色のポケ時が特徴的だった。
しかし、突如配布されなくなり、全国配布の地位はTKKに移ることとなる。
なお、JR東海の略称もJRCだが、両社に関係は無いものと思われる(JR東海管内でジェイアールシーのポケ時は配布されていなかった)。

時間列(じかんれつ)

横書き駅別時刻表において、7時台は「7」、8時台は「8」など、その行が何時の列車か示している数字の列のこと。
縦書きの場合は「時間行」となる。

品切れ(しなぎれ)

当初作っていたポケ時が全て配り終わった状態。
筆者が時間を頑張って捻出し、ポケ時を貰いに行ったものの品切れ、という場合も多々あり、かなりテンションが下がる。
関連語:コピー

蛇腹(じゃばら)

波状に折り畳まれたポケ時のこと。
10を超えるような長いポケ時の場合は初めから折り畳まれた状態で配布されることが多く、そのほとんどはこの折り方になっている。
一度全部広げないでも、見たい部分を探すことができる。

人口ピラミッド型(じんこうぴらみっどがた)

時間列が中央にあり、そこから左右に時刻を並べている形式のこと。
2つの時刻欄を1つの時間列で面倒を見ることができるため省スペース化につながる。
そのためか、ポケ時をコンパクトにまとめる傾向のある関東を中心に見られる手法である。

京成千葉、2003(平成15)年3月改正
▲人口ピラミッド型時刻表の例(京成千葉)

タイムスタンプ

ポケ時に表示されている日付。
ダイヤ改正の日が書かれることが多いが、ポケ時を発行した日付が書かれることもある。

ダイヤ改正(だいやかいせい)

列車の発車時刻などの運行計画(=ダイヤ)が変わること。
当然ながら時刻表も書き換えとなるので、これに合わせて新しいポケット時刻表が作られることとなる。
特に毎年3月はJRをはじめ多くの鉄道会社のダイヤ改正が集中して行われるため、ポケ時収集家にとっては情報収集に忙しい時期となる。

縦書き(たてがき)

駅別時刻表においては、横に何時、縦に何分か並べた表形式となっているもの。
全国的に見ると少数派だが、近畿地方で比較的多く見られる。
路線時刻表においては、各列車が時間の経過とともに下に進む形式となっているもの。
対義語:横書き

他力本願(たりきほんがん)

自分でポケ時を集めず、「ポケット時刻表を下さい」と周りにお願いして貰ってきてもらう方法。
自分の足で(自力で)収集するのが一番であるが、一人の行動力では限界があるため効果的に使いたい。

調査(ちょうさ)

ポケ時を集めることをもっともらしく表現した言い方。
当ホームページにおいてはいくつか使い分けをしている。

全体調査=ほぼ全駅に降りてポケ時収集をしている
調査=だいたいの駅に降りてポケ時収集を行い、降りていない駅のポケ時の様子も推測できるくらいになった
一部調査=一部の駅に行ってポケ時収集をしている
所持=他人から頂いたポケ時を持っている

TKK(ティーケーケー)

日本全国のポケ時を制作しているグループ。
東北地方のポケ時を発行する「株式会社鉄道共済会」、その他の地域のポケ時を発行する「株式会社TKKアドプランニング」の2社から成る。
どちらも本社は山形市にあり、東北地方では圧倒的な基盤を持っている(かつては東北地方のみポケ時を発行していた)。
フルカラーの蛇腹折りのポケ時が特徴。

表紙(ひょうし)

ポケ時において、時刻を掲載せず1面用いて「○○駅時刻表」など大書して内容を表示する部分。
駅名の他に、鉄道車両の写真や路線図、広告を載せる場合がある。

ポケット時刻表(ぽけっとじこくひょう)

当ページにおける定義は「駅で無料配布されている列車時刻表」のこと。
駅以外(旅館や観光施設)で配布されているものは含まないし、駅で入手できるものでも有料で売られているものは含まない。

~面(めん)

1枚もののポケ時を折り目に従って折りたたんだ時の大きさ。
折り目が付いていない場合、表紙があればその大きさを、無い場合は雰囲気で考える。
2面構成、3面構成、などポケ時の長さを表現する際に用いる。
なお、折りたたみが考えられていないと思われる場合は「1面構成」と呼ぶ

横書き(よこがき)

駅別時刻表において縦に何時、横に何分か並べた表形式となっているもの。
路線時刻表においては、各列車が時間の経過とともに右に進む形式となっているもの。
対義語:縦書き

列車時刻表(れっしゃじこくひょう)

1列車ごとに独立して表示される時刻表の形態。
この形式を採用しているところは少なく、筆者はドイツの特急列車車内で置いてある時刻表やインドネシアのポケ時で見かけた。

列車時刻表、2014(平成26)年
▲列車時刻表の例(インドネシアのポケ時)

路線時刻表(ろせんじこくひょう)

1行あたり1列車が表示される時刻表の形態。
本屋売られている時刻表(JR時刻表・JTB時刻表など)はほとんどこの形である。
対義語:駅別時刻表

総武本線成田線、2012(平成24)年3月改正
▲路線時刻表の例(総武本線成田線)

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