東京メトロ(営団地下鉄)のポケット時刻表

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営団のポケ時

東京メトロは2004(平成16)年4月1日に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が民営化されて発足したものです。
ここでは営団時代のものを取り上げます。
営団ではいわゆる人口ピラミッド形のポケ時が配布されていました。

大手町(東西線)、1996(平成8)年12月改正
▲大手町(東西線)、1996(平成8)年12月1日、両面
時間列が中央に来ており、そこから左右に広がる形で時刻を表示しています(人口ピラミッド形)。

上野広小路、2001(平成13)年12月改正
▲上野広小路、2001(平成13)年12月7日、両面
下部の表記が正式名の「帝都高速度交通営団」ではなく「営団地下鉄」となっています。
上野行きの電車を、平日時刻欄では「上止」と表現するのに対して、土休日時刻欄では「上」と表現しているのは何か理由があったのでしょうか?

池袋(丸ノ内線)、2001(平成13)年10月改正
▲池袋(丸ノ内線)、2001(平成13)年10月1日、両面
当時、終端駅のポケ時の裏面はパスネットの案内でした。

神楽坂、2002(平成14)年12月改正
▲神楽坂、2002(平成14)年12月1日、両面
ポケ時の配色が若干明るいものに変わっています。

西日暮里、2003(平成15)年3月改正
▲西日暮里、2003(平成15)年3月29日現在、両面
再び配色が変更されているほか、タイムスタンプに日付だけでなく「現在」と付くようになっています。

綾瀬+北綾瀬、2003(平成15)年3月改正
▲綾瀬+北綾瀬、2003(平成15)年3月29日現在、両面
複数駅掲載のポケ時となり、人口ピラミッド形を基本としつつ変則的な配置となっています。

池袋(有楽町線)、2003(平成15)年3月改正
▲池袋(有楽町線)、2003(平成15)年3月12日現在、両面
副都心線が開業する前で、池袋~小竹向原間の線路は有楽町線の複々線扱い(有楽町新線)として先行開業していました。
池袋では有楽町線と有楽町新線は別の位置に駅があったため新線の駅は区別して「新線池袋駅」と呼ばれていました。
有楽町線池袋駅のポケ時には、その新線池袋駅も併せて掲載しています。

小竹向原、2003(平成15)年3月改正
▲小竹向原、2003(平成15)年3月12日現在、両面
有楽町線新木場方面・有楽町新線・西武線・有楽町線和光市方面と、4方向出る駅になりますが、2つの時刻欄で表示されています。
西武線と和光市方面を一緒にするのはちょっと不親切だなあと思ったものです(行先が複数あるためぱっと見でどちら方面か分かりにくいので)。
副都心線開業に併せて4面構成となり、これが解消されることになります。

溜池山王(南北線)、2003(平成15)年3月改正
▲溜池山王(南北線)、2003(平成15)年3月19日現在、両面
南北線のポケ時には時刻欄スペースの一部を使って「発車サイン音」の案内表示がありました。
他線でも発車ブザーはあったわけですが、南北線のみ特別仕様にしているのはワンマン運転を行っているためでしょうか。

白金高輪、2003(平成15)年3月改正
▲白金高輪、2003(平成15)年3月19日現在、両面
南北線と都営三田線と両方の時刻を載せないといけない関係でしょう。南北線のポケ時ですが「発車サイン音」案内表示は省略されています。
また、時間列は中心より少し右に寄っています。


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