東武のポケット時刻表(東上線系統)
協和企画時代からの差異
2010(平成22)年に協和企画が破産し、協和企画制作のポケ時は作られなくなりました。
その代わりに「東武鉄道(株)監修」と書かれたポケ時が配られるようになりました。
今までの協和企画のものと見た目に大きな差はありませんが、細かく見ていくと色々な違いがあります。
▲朝霞、2010(平成22)年4月現在、両面
協和企画破産直後に増刷されたポケ時から「協和企画」の文字は消え、「東武鉄道(株)監修」となっています。
▲朝霞台、2009(平成21)年7月現在および2010(平成22)年4月現在
協和企画のものとその後の独自制作のものと拡大比較したものとなります。
文字のサイズや枠線の太さ、そして記号などに微妙に違いがあることがわかるでしょうか。
その他に変わったところとして、1面構成となった時の構成が挙げられます。
協和企画時代は裏表で「上り面」「下り面」という構成でしたが、独自制作となってからは「平日面」「土休日面」という構成となっています。
また、大きく変わったところとしては一部駅での面数拡大もあります。
協和企画時代は停車本数が昼に毎時8本以下の駅では1面構成となっていましたが、独自制作となってからは多くの駅で面数が拡大しています。
下に表にまとめました。
●東上本線面数の比較
駅名 | 2013年 | 2008年 |
---|---|---|
池袋 | 1 | 1 |
北池袋 | 2 | 1 |
下板橋 | 2 | 1 |
大山 | 2 | 1 |
中板橋 | 2 | 1 |
ときわ台 | 2 | 1 |
上板橋 | 2 | 1 |
東武練馬 | 2 | 1 |
下赤塚 | 2 | 1 |
成増 | 2 | 2 |
和光市 | 3 | 3 |
朝霞 | 2 | 2 |
朝霞台 | 2 | 2 |
志木 | 2 | 2 |
柳瀬川 | 2 | 1 |
みずほ台 | 2 | 1 |
鶴瀬 | 2 | 1 |
ふじみ野 | 2 | 2 |
上福岡 | 2 | 1 |
新河岸 | 2 | 1 |
川越 | 2 | 2 |
川越市 | 2 | 2 |
霞ヶ関 | 2 | 1 |
鶴ヶ島 | 2 | 1 |
若葉 | 2 | 1 |
坂戸 | 3 | 2 |
北坂戸 | 2 | 1 |
高坂 | 2 | 1 |
東松山 | 2 | 1 |
森林公園 | 2 | 1 |
つきのわ | 1 | 1 |
武蔵嵐山 | 1 | 1 |
小川町 | 1 | 1 |
東武竹沢 | 1 | 1 |
男衾 | 1 | 1 |
鉢形 | 1 | 1 |
玉淀+寄居 | 1 | 1 |
そして、協和企画時代にはいくつかの駅で見られた複数駅掲載のポケ時が減り、玉淀+寄居のみとなっています。
協和企画時代の2008(平成20)年6月改正に調べた際に複数駅掲載だったものをまとめると
坂戸(池袋平日時刻も掲載)
東武竹沢(裏面は玉淀)
男衾(裏面は鉢形)
鉢形(裏面は男衾)
玉淀(裏面は寄居)
一本松(裏面は坂戸の越生線時刻)
西大家(裏面は一本松)
東毛呂(坂戸も掲載)
となっています。
また、前ページで触れた「上りの接続案内が無くなった」ことも含めると協和企画時代からの差異は実は色々なところにあることが見えてきます。