西武のポケット時刻表

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協和企画のポケ時

ここでは2008(平成20)年06月改正時に西武全駅のポケット時刻表を調査したした時の状況を紹介します。
当時は山口線と小竹向原駅を除く全駅で協和企画タイプのポケ時が配られていました。
紺赤の2色刷りで1面構成~3面構成(広告部分除く)のポケ時となります。

2面構成…池袋~秋津・西所沢・小手指・下山口・下落合~小平~小川・東村山
3面構成…所沢・多摩川線
1面構成…上記以外の駅

上石神井、2008(平成20)年6月改正
▲上石神井、2008(平成20)年6月14日改正、両面
紺赤2色刷りで、種別の違いは記号による部分が多くなっています。
通過列車が「‐」で表記されているほか、接続案内がアルファベットで案内されていますが、緩急接続の案内は無いようです。

所沢、2008(平成20)年6月改正
所沢、2008(平成20)年6月改正
▲所沢、2008(平成20)年6月14日改正 11月29日修正、両面
3面構成です。
本数の関係だと思われますが、池袋線が2面、新宿線が1面となっています。

元加治、2008(平成20)年6月改正
▲元加治、2008(平成20)年6月14日改正、両面
1面構成のポケ時の例です。
集めた当時この駅は無人駅でしたが、売店の人に聞くことでポケ時を頂けました。
売店でポケ時をもらうという珍しいパターンでしたが、後に有人駅に戻っているようです。

所沢、2008(平成20)年6月改正
▲多摩川線、2004(平成16)年10月28日改正 2008(平成20)年1月発行、両面
3面構成です。
西武の他の路線と繋がっていないこの線はポケ時も独立したものとなり、路線別時刻表のみでした。
ほとんど一日中12分間隔ですから表記が省略できそうなものですが・・・

協和企画のポケ時 個別研究

池袋、2008(平成20)年6月改正
▲池袋、2008(平成20)年6月14日改正、両面
協和企画タイプでは珍しく、凡例が別枠であります。
接続案内もしっかり用意されています。

練馬、2008(平成20)年6月改正
▲練馬、2008(平成20)年6月14日改正 11月29日修正、両面
4方向に列車が出る駅ですが、詰め込んで2面構成にしています。

高田馬場、2008(平成20)年6月改正
▲高田馬場、2008(平成20)年6月14日改正、両面
上り(西武新宿行き)の時刻は載っておらず、西武新宿駅のポケ時と同じ構成になっています。

下山口、2008(平成20)年6月改正
▲下山口、2008(平成20)年6月14日改正、両面
西武狭山線は沿線に西武ドームがあり、野球などイベント時は列車が増発されるため、時刻も何パターンか用意されています。
ポケ時を見ると本数が多いように見えますが、よく見ると不定期便が昼間の半分を占めています。

協和企画のポケ時 通過表示の有無

野方、2008(平成20)年6月改正
▲野方、2008(平成20)年6月14日改正、両面
通過列車の表示が下りだけで、上りには一切ありません。
通過表示は急行など優等種別への乗り換えの案内のために付いていると考えると納得できます。
野方から上り方面へはこの先、途中で急行に乗り換えたほうが終点に先に着くということがありませんから。
実際、下り方面に少し行った鷺ノ宮からは上り方面にも通過表示があります。
鷺ノ宮は急行が停まる駅ですから、そこで乗り換えができるためですね(ただ、そういう意味では鷺ノ宮には通過表示が必要無いとも言えますが)。
もっとも、逆に新宿線の本川越寄り(新狭山や南大塚)は下り方面の通過表示が無いかと言えば、そういうわけではないのですが・・・
さらに言うと、後の2011(平成23)年改正のポケ時では上り方面にも通過表示があります・・・

東長崎、2008(平成20)年6月改正
▲東長崎、2008(平成20)年6月14日改正、両面
池袋線の池袋寄りのこの駅にも通過表示がありません。
上り側は先ほどと同じ理由と考えられますが、この駅の場合は下り側にも通過表示がありません。
その代わり、練馬での準急や快速への接続案内が付いています。
練馬での接続には西武有楽町線方面から来る列車もありますので、通過表示だけでは接続があるか分からないためでしょうか。

練馬高野台、2008(平成20)年6月改正
▲練馬高野台、2008(平成20)年6月14日改正 11月29日修正、両面
この駅にも通過表示がありません。
この駅は複々線の内側線にある駅ですし、「実際ホームを通過するわけではないから」でしょうか。
上のものと合わせて、池袋線の池袋寄り(椎名町~練馬高野台間)では通過表示がありません。


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