南海のポケット時刻表

(2/5ページ)

複数駅掲載のカタチ

支線や高野線の山登り区間(橋本~高野山間)では複数駅掲載のポケ時となります。
列車停車本数も乗降客も少ないためこうしているのでしょう。
なお、このタイプのポケ時は3面構成のみです。

複数駅掲載ポケ時の配布駅(表紙の表記に準拠)
「伽羅橋駅・高師浜駅」
「多奈川線(深日町・深日港・多奈川)」
「加太線(東松江・中松江・八幡前)」
「加太線(西ノ庄・二里ヶ浜・磯ノ浦・加太)」

「芦原町・木津川駅」
「津守・西天下茶屋駅」
「紀伊清水駅・学文路駅」
「九度山駅・高野下駅」
「下古沢駅・上古沢駅」
「紀伊細川駅・紀伊神谷駅」
「極楽橋駅・高野山駅」

「駅」の付き方など表記には微妙に違いがあります。

伽羅橋+高師浜、2012(平成24)年4月改正
▲伽羅橋+高師浜、2012(平成24)年4月1日変更、両面
高師浜線の2駅の時刻欄が一緒になったポケ時です。
高師浜駅は終端駅になるため、裏面は伽羅橋駅のみの掲載となります。

西ノ庄+二里ヶ浜+磯ノ浦+加太、2012(平成24)年4月改正
▲西ノ庄+二里ヶ浜+磯ノ浦+加太、2012(平成24)年4月1日変更、両面
加太線の終端寄り4駅の時刻欄が一緒になったポケ時です。
これだけ一緒にするとちょっと窮屈かな、という印象です。

芦原町+木津川、2008(平成20)年11月改正
▲芦原町+木津川、2008(平成20)年11月1日変更、両面
汐見橋線の途中駅です。
大阪市内にありながら2両編成の電車が30分間隔で運転されるローカル線になっています。
駅も無人駅ですが、ポケ時はしっかり作られ置いてありました。

九度山+高野下、2008(平成20)年11月改正
▲九度山+高野下、2008(平成20)年11月1日変更、両面
高野線の橋本から高野山寄りは2駅セットです。
ここと隣の「紀伊清水+学文路」のポケ時は時刻欄上部がせまくなっています。
凡例部分の拡大を目的としているようです。

極楽橋+高野山、2008(平成20)年11月改正
▲極楽橋+高野山、2008(平成20)年11月1日変更、両面
極楽橋~高野山間はケーブル線なのですが高野山駅時刻表では既に急行や特急などの種別があります(もちろん極楽橋駅で接続する列車の種別になります)。
また、極楽橋の高野山方面時刻表は本数が時間帯によってばらばらになっています。
難波方面→高野山方面への接続ケーブルカーと高野山→難波方面への接続ケーブルカーと両方運転されるためでしょう。なかなかおもしろいです。
さらに、このポケ時の時刻欄は時間軸の縦幅を縮小することで凡例部分を拡大しています。

その他個別研究

住ノ江、2012(平成24)年4月改正
▲住ノ江、2012(平成24)年4月1日変更、両面
南海線の岸里玉出~七道間の各駅のポケ時は4時台の時刻欄が追加される関係で上部が少し狭くなっています。
もっとも、岸里玉出と七道では4時台に来る列車は無いのですが・・・

和歌山大学前、2012(平成24)年4月改正
和歌山大学前、2012(平成24)年4月改正
▲和歌山大学前(ふじと台)、2012(平成24)年4月1日変更、両面
この改正で開業した駅ですが、4面構成のポケ時となっています。
停車本数的には3面構成でも十分な気もしますが、新駅への期待があるのでしょうか。

和歌山市、2012(平成24)年4月改正
和歌山市、2012(平成24)年4月改正
▲和歌山市、2012(平成24)年4月1日変更、両面
各列車の発車番線の案内が付いているのが特徴的です。
列車によって階段を使って別ホームに移動する必要があるためでしょう。
裏面は複数駅掲載と同じ要領で、加太方面と和歌山港方面が1つの時刻欄を区切る形で表現しています。
同じような表記を行っているところは他にも岸里玉出(高野線)や紀ノ川があります。

和歌山港、2012(平成24)年10月改正
▲和歌山港、2012(平成24)年10月1日変更、表面
南海の中で最も停車本数の少ない駅となります。裏面は白紙です。
少し前はもっと賑やかなポケ時だった(後ページ参照)のですが、和歌山港線中間駅の廃止などで大幅に本数が減ってしまい、基本的にフェリーに接続する列車のみの運行となっています。
備考欄で普通列車は「各駅に停車」ではなく、「和歌山市に停車」という案内になっているのが特徴的です(和歌山市を跨いで直通する普通が無いため)。

汐見橋、2008(平成20)年11月改正
▲汐見橋線、2008(平成20)年11月1日変更、表面
裏面は白紙です。

汐見橋線各駅、2008(平成20)年11月改正
▲汐見橋線各駅、2008(平成20)年11月1日改、両面
白黒コピーで汐見橋線の時刻表を全て一緒にしたものです。
通常のカラーのものもあるのですが、駅員お手製と思われるこちらが汐見橋駅に置いてありました。
むしろこれさえあればカラーのものはいらないかもしれません。
ダイヤが単純なのでもっと省略できそう・・・


次ページへ進む(冊子・貴志川線へ)

前ページへ戻る

メニュー

inserted by FC2 system