近鉄のポケット時刻表(大阪輸送統括部)

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このページではその他小ネタを扱っていきます。

過渡期のポケ時?

大阪阿部野橋、2005(平成16)年3月改正
▲▲大阪阿部野橋、2005(平成16)年3月18日変更、表面
 ▲大阪阿部野橋、2005(平成16)年3月18日変更、表面
上下ともに2005(平成16)年のポケ時ですが、上は3色なのに対し下はカラーです。
ポケ時全体のカラー化は翌年になるのですが、この駅では2005(平成16)年度途中でカラー化がなされたようです。
もっとも、私は大阪阿部野橋駅の2006(平成17)年のポケ時を持っていないので、2年間改正がされなかっただけという可能性もあり得ますが・・・
下のポケ時をいつ貰ったのか記憶が曖昧。

表面に来るのは土休日時刻?

ポケ時の表紙側に載る時刻は通常平日時刻となっていますが、京都線と大阪線の高安周辺の一部駅では土休日時刻になります。
しかも、このように土休日時刻が表面にくる駅は少しずつですが増加する傾向にあるようです。

近鉄八尾、2010(平成21)年3月改正+2011(平成22)年3月改正
▲▲近鉄八尾、2010(平成21)年3月20日改正、表面
 ▲近鉄八尾、2011(平成22)年3月19日変更、表面
近鉄八尾駅のポケ時を2つ並べてみました。
上では平日時刻が表に来ているのに対し、下では土休日時刻が表に来ています。
2010(平成21)年から2011(平成22)年の間で入れ替わったことが分かります。
高安などではその前から変わっていたようです。謎です。

伏見、2003(平成15)年3月改正"
▲伏見、2003(平成15)年3月6日変更、表面
平日時刻が表に来ています。
本来は不思議じゃないはずなのに、京都線の駅なだけに不思議です。

生駒駅

生駒のポケ時はタイプの変化は無く、標準カラータイプのポケ時がずっと配られますが、ここ数年で2回体裁の変更が行われています。

生駒、2005(平成17)年3月改正
▲生駒、2005(平成17)年3月25日変更、表面
東大阪線時刻のみ別にしています。さらに時刻欄が横書きになっています。
改札が別になっていることが関係しているのでしょうか。

生駒、2006(平成18)年3月改正
▲生駒、2006(平成18)年3月21日変更、表面
けいはんな線開業で学研奈良登美ヶ丘行きをそのまま追加。
奈良線や生駒線の時刻部分と比べるとずいぶん余裕のある構成に。

生駒、2009(平成21)年3月改正
▲生駒、2009(平成21)年3月20日改正、表面(再掲)
生駒線時刻が独立して1面分与えられるようになりましたが、けいはんな線時刻を上下線で1面に圧縮したため全体で5面構成ということは変わっていません。
けいはんな線は少々「詰め込んだ」という感じがします。

横書き

時刻欄が横書きとなっているポケ時は現在、生駒駅だけのようです。
しかし以前は東大阪線(現:けいはんな線)のポケ時も横書きとなっていました。
けいはんな線となった2006(平成18)年から他の駅と同じように縦書きとなっています。
なぜこの線だけ横書きだったのでしょう?
直通先の大阪市営地下鉄と合わせた・・・というのは地下鉄が縦書きなので考えられませんし。

新石切、1997(平成9)年12月改正
▲新石切、1997(平成9)年12月11日変更、表面
平成15年版の表紙になっていますが「平成9年」と書いてあります。改正が無くても毎年表紙を変えているのでしょう。

新石切、2009(平成21)年3月改正
▲新石切、2009(平成21)年3月20日改正、表面
比較として平成21年のものをここに載せます。
時刻変更がなくても毎年表紙を変えるだけでなく、「平成21年」と日付も更新しています。

竹田、2005(平成17)年3月改正
▲竹田、2005(平成17)年3月25日変更、表面
横書きに関連して、竹田が標準カラータイプだった時は京都市営地下鉄時刻が横書きでした。
地下鉄関係は横書きという決まりだったのでしょうか?

昭和のポケ時

布施、1982(昭和57)年3月改正
▲布施、1982(昭和57)年3月18日改正、両面
黒青赤3色です。基本的な構成は約30年前から変わりませんね。
なかなかすごいことだと思うのですが、いかがでしょう?
平日時刻しか載せていないのは時代でしょうか。
この時は「改正」と表記していたということは、少なくとも「改正」→「変更」→「改正」→「変更」と変遷していることになりますね。


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