近鉄のポケット時刻表(大阪輸送統括部)

(7/12ページ)

前のページまでは2009(平成21)年改正のものだけで見ていきましたが、このページでは少し視線を広げてみようと思います。

ここ数年での変化

・2004(平成16)年3月変更のものから駅名表記が正式名称になっています。
 (例:郡山→大和郡山、大阪あべの橋→大阪阿部野橋)
・2005(平成17)年3月変更のものから現在のようにカラーのポケ時となっています。それ以前は黒赤青の3色でした。
 名古屋輸送統括部と同じ流れですが、カラーになったのは大阪輸送統括部が3年早くなっています。
 それに伴い表紙の駅名部分が赤地白抜きから青地白抜きに変更となっています。
・2007(平成19)年3月改正のものから「変更」でなく「改正」と表記されるようになりました。
 ただ、独自につくっているものの中には一部「変更」の表記が生き残っています(例)
・2010(平成22)年3月改正のものから「改正」から「変更」に戻りました。謎です。
 また、ポケ時の色合いも少し変わりました(普通が黒字から紺字になるなど)。

少し前のポケ時

東寺、1999(平成11)年3月改正
▲東寺、1999(平成11)年3月16日変更、両面
黒赤青3色時代のポケ時です。
また、京都線のポケ時ですが表面に平日時刻を掲載しています。

桃山御陵前、2001(平成13)年3月改正
▲桃山御陵前、2001(平成13)年3月16日変更、表面
近年はこのような桃山御陵前単独のポケ時は(mini時刻表を除いて)作られていない様子。
この時から既に京都線のポケ時の表面は土休日時刻になっているようです(ただし全駅ではありません)

表紙の変遷

2002(平成14)年から2011(平成23)年までのポケ時の表紙を並べてみました。

表紙(2002~2013)
表紙(南大阪線)
▲表紙の変遷
左から右へ新しくなっていきます。
下段は南大阪線系統のものです。
2003(平成15年)までは南大阪線系統とそれ以外で表紙が違うものになっていました。さくらライナーを宣伝したかったのでしょう。
しかしそれ以降は(南大阪線で走らない)アーバンライナーが表紙に来てもお構いなしです。

標準白黒タイプ

標準カラータイプのポケ時をそのまま白黒にしたものです。
カラーのものが品切れになったため白黒コピーしたというわけではなく(紙質が違います)、もともとそのようになっています。
乗降客が少なめの駅において配られていましたがこのタイプは消滅し、それぞれ標準カラータイプに昇格したりmini時刻表になったりしています。
なお、近鉄以外にも西鉄で同様の手法のポケ時を見ることができます。

室生口大野+三本松、2004(平成16)年3月改正
▲室生口大野+三本松、2004(平成16)年3月18日変更、表面
私が画像をモノクロ処理したわけではなく、元々白黒です。
平成21年改正ではこれらの駅はともにmini時刻表タイプになっています。
カラーになって進化したと言うべきか、普通の紙になって残念になったと言うべきか・・・

生駒ケーブル線+生駒、2003(平成15)年3月改正
▲生駒ケーブル線+生駒、2003(平成15)年3月6日変更、表面
平成21年改正ではずいぶんと簡単なものとなりましたが、この時は標準白黒タイプをいただきました。

私の所持する近鉄のポケ時を見てみると、平成14年から平成15年にかけて標準カラータイプから標準白黒タイプに変化したところがある(河堀口や今川)一方で、逆に同時期に標準白黒タイプから標準カラータイプとなったところもあります(田原本)。
他にも山田川では標準白黒→標準カラー→mini時刻表と変化するなど、色々動きがあります。
もっと資料があれば何か傾向が見えてきそうですが、近鉄のポケ時は毎年変わってしまうのでなかなか集められません・・・


次ページへ進む(小ネタへ)

前ページへ戻る(4.独自タイプ、その他へ)

近鉄のポケ時 トップへ

メニュー

inserted by FC2 system