近鉄のポケット時刻表

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2011(平成23)年03月改正分 一部調査
2010(平成22)年03月改正分 一部調査
2009(平成21)年03月改正分 全体調査
2008(平成20)年03月改正分 一部調査
2007(平成19)年03月改正分 一部調査
2006(平成18)年03月改正分 一部調査
2005(平成17)年03月改正分 一部調査
2004(平成16)年03月改正分 調査
2003(平成15)年03月改正分 調査
2002(平成14)年03月改正分 調査
2001(平成13)年03月改正分 一部調査
2000(平成12)年03月改正分 所持
1999(平成11)年03月改正分 所持
1998(平成10)年03月改正分 所持

概要

<東西で90度変化>
近鉄のポケ時はその車両形式の付け方や路線網と同じく複雑なものになっています。
ただ1つ分かりやすいのは三重県の青山峠を境にして東西でポケ時の様子ががらっと変わることです。
青山峠から名古屋寄りでは縦長のポケ時、大阪寄りでは横長のポケ時となります(縦長のポケ時は全国的に見て少数派です)。
これらの違いは青山峠を境にして管理が名古屋輸送統括部と大阪輸送統括部に分かれるためと思われます。
名古屋輸送統括部では全てのポケ時がフルカラー3面構成で統一されている一方、大阪輸送統括部はものによって長さが異なり、またポケ時のタイプも複数存在します。

<特徴・共通点>
見た目の異なるこの2つのポケ時には共通点もあります。種別や行き先ごとに時刻欄を区切っていることです。
これは近鉄のポケ時最大の特徴となっています(近鉄唯一というわけではありませんが)。
このような表記になっている背景には種別ごとに乗客層が分かれるダイヤ(遠近分離ダイヤ)が組まれていることがありそうです。
確かにそれを考えると使いやすい体裁と言えるでしょう。
ただ、複数の時刻欄を見比べっこし、どの列車がいいか判断しなければならない場合もそれなりに発生するので、その時は不便です。
近鉄側もこのデメリットが分かっているのか、場合によっては複数の種別(例えば急行と快速急行)を同じ時刻欄にしたり、行き先を厳密に分けずに複数まとめたりしています(名古屋輸送統括部でその傾向が強いです)。
それでも「これは分けなくてもいいだろう」というのがまだ存在しますが・・・

近鉄は長距離を走る列車が存在しますが、ほとんどの場合に優等種別の停車駅案内をしっかり載せています。
特急では列車により停車駅が増えたりしますが、そのフォローもしっかり。
これらにさらに接続・先着案内が加わるので備考欄はしばしば賑やかになります。
これもまた東西2つのポケ時の共通点でしょうか。

近鉄丹波橋、2011(平成23)年3月変更
▲近鉄丹波橋、2011(平成23)年3月変更、両面
大阪輸送統括部のポケ時の例です。
フルカラー3面構成で、各面は独立しています。
行き先別に時刻欄が分かれるのは、初めて見ると戸惑うかもしれません。

近鉄名古屋、2011(平成23)年3月変更
▲近鉄名古屋、2011(平成23)年3月変更、両面
名古屋輸送統括部のポケ時の例です。
フルカラー3面構成で、各面は広告も含めて完全に独立しています。
備考欄は時刻欄横に少しありますが、それに入りきらない場合はこのように裏面下部に1面使われます。

<複雑さ>
近鉄のポケ時は集めるにつれ、複雑な配布形態であることが分かります。
詳しくはこの後で順番に見ていきますが、ここでも少し触れておきます。

乗降客の少ない駅ではポケ時が2駅一緒になったりするのですが、一駅掲載のものも作って両方配っていたりします。
一番ややこしいのは名張周辺でしょう。名張か桔梗が丘が関わるものが「名張」、「桔梗が丘」、「名張+桔梗が丘」、「赤目口+名張+桔梗が丘」、「名張+桔梗が丘+美旗」と5種類ありました。いくつか減らしてもよさそうに思ってしまいます。

そもそも、近鉄はポケ時調査がしにくいところです。
・駅の数が多く、停車本数の少ない駅も多い
・毎年ダイヤ改正が行われる
・しばしばポケ時の形態が変化する
・上の名張・桔梗が丘の例のように1つの駅に複数のポケ時が関わっている可能性があるため注意しなければいけない
この4点からなかなか全体像をつかむのは難しいです。私は諦めています。
「なぜこうなっているのだろう」と思うこともあります。
ただ、それだけに調べていて楽しいところでもあります。

<特急時刻表>

近鉄特急時刻表、2011(平成23)年 近鉄特急時刻表、2011(平成23)年
近鉄特急時刻表、2011(平成23)年
▲▲近鉄特急時刻表、2011(平成23)年、表紙および最初のページ
▲近鉄特急時刻表、2011(平成23)年、真ん中のページ
広大な特急のネットワークを持つ近鉄では特急時刻表の冊子も配布されています。
表紙のみカラー、全82ページとなかなかのボリューム。
時刻だけでなく、路線図や運賃、車両紹介から座席表まで付いている充実した内容となっています。
ただこの時刻表、配布している所が限られるのかあまりお目にかかれません・・・

メニュー

以下では名古屋輸送統括部と大阪輸送統括部とを分けてそれぞれ細かく見ていきます。

大阪輸送統括部 概要

  1.標準カラータイプ

  2.平日のみ掲載カラータイプ

  3.mini時刻表タイプ

  4.独自タイプ、その他

  少し前のポケ時

  小ネタ


名古屋輸送統括部 概要

  複数駅掲載のカタチ

  その他、小ネタ

  少し前のポケ時


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