京成のポケット時刻表

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興洋堂制作時代のポケ時

京成では2012(平成24)年10月に独自タイプに以降するまでは「興洋堂」というところが一括して作っていました。
紺赤2色のポケ時で、本数の多い駅(≒特急停車駅)は2面構成、青砥・京成高砂・京成津田沼は3面構成、その他の駅は1面構成となります。

押上、2003(平成15)年7月改正
▲押上、2003(平成15)年7月19日改正、両面
都営浅草線との境界駅になっていますが、京成管理の駅であるため京成タイプのポケ時が配られます。
が、ポケ時にその表記は無く、浅草線方面の時刻欄にも「京成線」と書かれています。
平日側の広告欄に停車駅案内があります。
珍しい表現ですが、その後のものを見ても特に採用されてはいないようです。

京成千葉、2003(平成15)年3月改正
▲京成千葉、2003(平成15)年3月1日改正、上り面
新京成との直通前です。
2003(平成15)年3月1日改正とありますが、ネットで調べてもどのような内容だったのか分かりません(同年7月改正のものは分かるのですが・・・)。

京成津田沼、2009(平成21)年2月改正
京成津田沼、2009(平成21)年2月改正
▲京成津田沼、2009(平成21)年2月14日改正、両面
通常とは別にオフピーク通勤を勧める広告付きのものがありました。
広告欄がある分、1面増えています。
このタイプは京成高砂や押上でも頂きましたが、共通して色使いが薄くなっています。
なお、当時は4両編成の案内がありました。
また、日付の部分は「ダイヤ改正」表記に変わっていますが、2004(平成16)年10月改正のものまでは「改正」、2006(平成18)年12月改正のものから「ダイヤ改正」表記となっています。

船橋競馬場、2009(平成21)年2月改正
▲船橋競馬場、2009(平成21)年2月14日改正、両面
船橋競馬の広告が付いています。
土休日時刻があるほうは1面分広告となっており、時刻欄は縦に拡大されています。

空港第2ビル+成田空港、2009(平成21)年2月改正
▲空港第2ビル+成田空港、2009(平成21)年2月14日改正、両面
成田スカイアクセス線開業前のものです。
当時は京成で唯一、複数駅を一緒にしたポケ時でした(なお、JRは空港第2ビル駅と成田空港駅のポケ時を別々に配布しています)。
2012(平成24)年10月改正のものでは別々になっています(参考)
。 「京成発電車標準時刻表」と独特な表記となっているのがおもしろいところです。
各駅停車が基本的にやって来ないので時刻欄は赤ばかりになります。
ぱっと見で、特別料金が必要な列車と不要な列車の区別が付きにくいのが難点ですね。

空港第2ビル+成田空港、2010(平成22)年7月改正
▲空港第2ビル+成田空港、2010(平成22)年7月17日改正、両面
成田スカイアクセス線開業時のものです。
上と比較すると、2駅を一緒にするのは変わらないのですが、2面構成と2倍の大きさになっているほか、並び順が変わっています。
広告欄にある「成田空港への快適アクセス」という宣伝文句は変わりませんが、スカイアクセス開業により所要時間がかなり短縮されていることが分かります。

成田湯川、2010(平成22)年7月改正
▲成田湯川、2010(平成22)年7月17日改正、両面
同日開業した駅ですが、次のダイヤ改正で独自タイプに移行しているため、興洋堂制作のポケ時はこの時だけとなるかもしれません(参考:平成24年改正)

京成高砂、2010(平成22)年7月改正
京成高砂、2010(平成22)年7月改正
▲京成高砂、2010(平成22)年7月17日改正、両面
北総線も含めて5方向の時刻を載せていますが、3面構成に収めています。
一部時刻欄では「平日」「土曜・休日」が駅名横に移動しています。
「北総線」の上に「成田スカイアクセス線」と小さく書いていますが、いかにも「後から付け足しました」という感じが・・・
また、京成線と北総線とで「成田空港方面」の時刻欄が2つあるので知らない人が見たら?でしょうね。


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