阪急のポケット時刻表

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このページでは阪急のポケ時の個別研究を行います。

阪急路線図
▲阪急路線図(参考)

平成のポケ時

ここでは平成に入ってからの阪急のポケ時の変化を見ていきます。
平成1桁の時のポケ時を基準にして順番に見ていきましょう。

長岡天神、1991(平成03)年12月改正
▲長岡天神、1991(平成03)年12月改正、両面
昭和末期~平成1桁までのタイプです。
前のページで紹介していたものとはだいぶ趣が違ったものののように見えます。
ただ、よく見比べてみると色遣いの違いはあるものの「時刻欄縦書き」「広告欄の入った表紙」など基本的な構成としては大きな変化が無いことが分かります。

山田、1993(平成05)年2月改正
▲山田、1993(平成05)年2月改正、両面
土曜ダイヤが独立したため1面増えた4面構成となっています。
また、堺筋線直通列車が緑字表記となっているのが注目すべきところでしょうか。

三宮、1995(平成07)年8月改正
三宮、1995(平成07)年8月改正
▲三宮、1995(平成07)年8月改正、両面
広告欄がフルカラーに近い印刷になっています(当時は青緑赤の3色刷りですので、黄が足りないかな?)。
まだ阪神淡路大震災の影響が残る時期の改正で、「大開駅は復旧まで通過となります」という注釈が見られます。

西宮北口、1998(平成10)年2月改正
西宮北口、1998(平成10)年2月改正
▲西宮北口、1998(平成10)年2月改正、両面
土曜ダイヤが独立+4方向ということで7面構成のポケ時となっています。
阪急のポケ時史上最も長いのはこの時ではないかと思います。

石橋、2000(平成12)年6月改正
石橋、2000(平成12)年6月改正
▲石橋、2000(平成12)年6月改正、両面
土曜時刻と日祝日時刻が同じ欄に記載されるようになっています(そのため中間駅のポケ時は4面から3面に縮小しています)。
すぐ後の改正から土曜ダイヤと休日ダイヤは統合されましたので、この表記は過渡的なものでした(今も今津北線では残っていますが・・・)。
梅田方面時刻欄で、普段と違う4号線から出る(箕面発の)列車に別の表記が与えられているのは親切だと思いますが、後の改正では無くなってしまっているようです(桂のC号線発車列車の案内は残っている様子)。

山田、2001(平成13)年3月改正
▲山田、2001(平成13)年3月改正、両面
上にある8年前のものと比べると、土曜ダイヤと休日ダイヤが統合されているものの路線図を追加したため同じ4面構成となっています。
分時刻の割り振りが上揃えから均等割り振りに変化しています。
堺筋線直通列車は緑字から青字に変わり、梅田行きに四角枠が付くようになっています。
補足すると、上新庄~高槻市間のポケ時では四角枠付きが堺筋線直通、枠無し(ただの青字)が梅田行きと逆になっており、ちょっと混乱するかもしれません。

岡本、2006(平成18)年10月改正
▲岡本、2006(平成18)年10月改正、両面
2006(平成18)年からフルカラーとなり、それに伴い基本色の変更(青→黒)と時刻欄の網掛けが行われ、印象がかなり変わりました。
ただ、右に表紙、左に路線図が来るという基本的な構成は変わっていません。

山田、2007(平成19)年3月改正
▲山田、2007(平成19)年3月改正、両面
路線図が平日/休日共通のものとなりました。
また、備考欄が「種別」「その他」の2列に区切られるようになりました。

烏丸、2010(平成22)年3月改正
▲烏丸、2010(平成22)年3月改正、両面
路線図と時刻欄が修正されています。
時刻欄では網掛け色が灰色に統一されたほか、分時刻が均等割り振りから上揃えに戻っています。
備考欄は「種別」「行先」「案内」の3つに整理されたほか、量が多い場合は時刻欄のスペースを借りるようになっています。

接続時刻表

連絡時刻表、2001(平成13)年3月改正
▲連絡時刻表、2001(平成13)年3月24日改正、両面
河原町~西京極間の利用客向けに、平日朝昼の優等列車への乗換や淡路での天下茶屋・梅田行きとの相互接続が分かるものとなっています。
この改正の時だけ配られたもののようです。
このような追い越しタイプの時刻表は珍しいですね(それが見難くて無くなってしまったのかな・・・)。


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