阪急のポケット時刻表

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このページでは阪急のポケ時の個別研究を行います。

阪急路線図
▲阪急路線図(参考)

支線の面数から考える3系統の違い

阪急のポケ時は一見完全に共通化されているように見えますが、京都・宝塚・神戸の3線で微妙に体裁が異なっています。
このページではポケ時の長さ(面数)からその違いを見ていきます。

もっとも、それぞれの本線(京都本線、宝塚本線、神戸本線)での面数は統一されています。
中間駅が4面構成、終端駅が3面構成、分岐駅が4面に支線の本数分プラスです(3方向の桂、石橋、川西能勢口、塚口、夙川では5面構成。4方向の淡路、西宮北口では6面構成)。

淡路、2011(平成23)年5月改正
淡路、2011(平成23)年5月改正
▲淡路、2011(平成23)年5月改正、両面
京都本線と千里線がやってくる駅となります。
4方向に列車が発車する駅なので6面構成となります。

3系統で違いが出てくるのは、支線内の駅のポケ時です。

  本線(参考) 京都線系統支線 宝塚線系統支線 神戸線系統支線
中間駅 4面構成 4面構成 6面構成 5面構成
終端駅 3面構成 3面構成 5面構成 4面構成※

※=今津線を除く(後述)
▲阪急各支線におけるポケ時面数表、2011(平成23)年調査

これらの違いは分岐駅の本線時刻の載せ方から起こります。
京都線では分岐駅の時刻を載せない、宝塚線では載せる、神戸線では平日のみ載せる、といった感じです。

松尾、2011(平成23)年5月改正
▲松尾、2011(平成23)年5月改正、両面
京都線系統の支線である嵐山線のこの駅。
ポケ時は本線の場合と同じ4面構成です。

北千里、2011(平成23)年5月改正
▲北千里、2011(平成23)年5月改正、両面
京都線系統の支線である千里線の終点。
ポケ時は本線の終端駅の場合と同じ3面構成です。

牧落、2006(平成18)年10月改正
▲牧落、2006(平成18)年10月改正、両面
宝塚線系統の支線である箕面線のこの駅。
ポケ時は分岐駅である石橋駅の宝塚本線時刻を載せて6面構成です。
片面が牧落駅の時刻、もう一方が石橋駅時刻となります。

苦楽園口、2009(平成21)年3月改正
▲苦楽園口、2009(平成21)年3月改正、両面
神戸線系統の支線である甲陽線のこの駅。
ポケ時は分岐駅である夙川駅の神戸本線平日時刻を載せて5面構成です。
夙川行き時刻が平日と土休日で両面に分かれての掲載となります。

阪神国道、2010(平成22)年12月改正
阪神国道、2010(平成22)年12月改正
▲阪神国道、2010(平成22)年12月改正、両面
神戸線系統の支線である今津線(今津南線)のこの駅。
ただ、上のものと違い、今津線では分岐駅時刻が両面に分かれての掲載となります。

門戸厄神、2009(平成21)年3月改正
▲門戸厄神、2009(平成21)年3月改正、片面
神戸線系統の支線である今津線(今津北線)のこの駅。
今津北線では一部時間帯で土曜ダイヤがあります。沿線に学校が複数ある影響でしょう。

今津、2010(平成22)年12月改正
今津、2010(平成22)年12月改正
▲今津、2010(平成22)年12月改正、両面
神戸線系統の支線である今津線(今津南線)の終点にあたります。
この駅でのみ、分岐駅(西宮北口)の本線時刻のほか、今津北線の時刻も掲載しています。
そのため上の表とは違い、終端駅ながら5面構成であり、1面分余ったスペースは「スルっとKANSAI」の宣伝となっています。

宝塚、2009(平成21)年3月改正
▲宝塚(今津線)、2009(平成21)年3月改正、片面
神戸線系統の支線である今津線(今津北線)の終点にあたります。
支線ですが分岐駅(西宮北口)の時刻を載せていません。
そのため上の表とは違い、3面構成となっています(本線終端駅と同じ)。


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